2005 8月30日(火)栃木 綺麗沢、増水だけど洗濯

ところで、「釣り」といえば漁の範ちゅうにはいる人間のいとなみ
と考えるのが普通でしょう。*/のっけから、ところでェって
実際の釣り人がどの位居るのか、渓流人がどの程度なのか、
その内リリース派は何人居るのか・・・?。
逃がしてあげる事が珍しくなくなる、そんな日は来ないもんでしょ
うか。特に上流・源流の岩魚には格別なる配慮を、御ん願い奉る。
*/たてまつっちゃう

時々言いますが、私の場合釣りに行くのは漁に行くのでは無い
訳で、渓流で遊べる事にとっても喜びを感じてしまっている。
だから釣っても手ぶらで帰るのに何の不合理も感じなく成ってい
る。
.

ゾっとしている大堰堤はサービスカット、か
.
「釣りに行く」とは言っても、その渓流に岩魚が居るのか居ないの
か、その時期には果たしてどうなっているのか、との学術的調査
的お遊びなのです。*/的!なだけですが

ところで、「釣れた・釣れない」とかって発表しても「何処だか解ら
ん川」では読んでも面白く無い。何処なのか全く想像も予想も出
来ない書き方をしていると、釣れているほど返って面白く無かった
りもするような。
釣れた時の様子だけとお魚の写真だけが発表されても、ちっとも
面白くあらしまへん。そうなんです、書く方も面白く無いのでありま
する・・・。*/だったら詳しく書けばァ・・・
.

水清くして魚住まず、なのか
.
ところで、以前はいろんなものをデジ亀に収めていたが、近頃シャ
ッターを押す回数が少なくなっている。場所が解ってしまうような景
色は撮っても使えない、との思いが働いてしまっているような。
どうやら。
これは反省すべきでんね、折角のお出かけなんだから気に成った
ものはどんどん亀しなきゃ。

で今回はのっけから、場所の推測〜確定にはうってつけの人工建
造物からのスタートとあいなりにけり。
っても現場にいかなーわか蘭の花。
.

少し深いとエメラルド

さて、いずこも増水しているだろうから、今回は増水でも濁りの入ら
ないであろう渓流を選択した。「綺麗な川へ洗濯に行った」とも言え
るでしょうか、そこへ大きな桃がドンブラコッコ。*/すまん

この渓流には一度だけ訪れたことがある、その時は確か岩魚を一
匹だけ釣ったと記憶している。魚は少ないのかも知れないが濁った
川よりは可能性があるし、ひょっとしたら見直すべき出来事がある
やも知れず。

8時にてんからりん開始、なるほどやっぱりゾっとする。先ずは見上
げるような堰堤を越えよう、この増水では堰堤下はどうにもならない
ほどだ。以前の記憶よりは2割増しほどか、しかしやっぱり濁りは無
い。
.

床にでも咲いているような
.
しかしお魚居ませんね、増水のせいなのか元々の印象道理か、サッ
パリ何事も無しのつぶての雨霰(あめあられ)。
そうそう、もらった沈毛鉤を試してみますが、しかしお魚居なけりゃ掛
からない。

昼時の4時間後、落差のきつい山岳渓流に疲れがきた。
お魚見ないから尚の事の疲労感、っとその時である。
惰性のように放り投げた毛鉤が・・・ジャボ、・・・掛かった!。
合わせが遅れて駄目かと思ったが掛かってる、あー嬉しき岩魚。
しかも綺麗だ、オレンジ斑点が光ってる。
これは深山岩魚、シンザン岩魚ミヤマ系、かな。
.

綺麗な流れに洗われて
.
綺麗な写真を何枚も撮ればよかったけれど、2カットだけで貴重な岩
魚を早く逃がしてあげちゃった。

さてオニギリとアンパンでお昼を済ませ、気を取り直して釣り上がる。
しかーしその後はまた何事も無し。
地図以上に奥が深いようだ、そして無情にも通らずに出くわしたが
それを越える術は知らない。

そして気力体力はすでに尽き果てていたのでした。
掃除機の黄色いテープ、**/もうよしなさい!ハァイ
無常というよりは引き上げ時だったと言うべきでしょう、見直すべき
出来事はついぞなかりけり。


ナナメアングルカット、頭を左へ傾けて見て

ゾ覚悟・ボ覚悟、それが本心なのだから綺麗な岩魚がたとへ
一つでも釣れてくれて、良かったと思うべき。
流れは綺麗で景色も素晴らしい、しかし果たしてこの渓流に
再び訪れる日があるのかどうか・・・なんとも言えないところで
はあります。

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