2005 6月28日(火)栃木 隠れ沢探索

今回は新規開拓である、このところ良型にめぐまれているの
で余裕のボ覚悟探索とした。
午後には雨の予報だから小さな川で我慢しましょうか。
小さな渓でも水質さえ悪くなければ魚は居るだろう、釣り人が
少ないだろうからひょとしたら?の期待もある。
もちろん居たからって釣れるかどうかは別、なんだけど。

朝から雨ーー、降ったり・止んだり・降ったり・降ったり。
その内止みそうな気配もあるから、それまで別の支流はどう
か?と見に行くと。すでに車が止まってる、高級四駆だ・・・・
ひょっとすると・今日は火曜日か。
ここは遠慮いたしましょう。
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ちいさ渓〜駄目そ〜ォ
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晴れてきたので隠れ沢に戻ったが、また降ったり止んだり。
しょうがないから此処で遊びましょ、すっかり初夏の様相となった
草むらを分けて渓流に向かう。夏草や兵共(つわものども)が夢
の跡の下には、釣り人共が夢の跡らしき踏み跡がうっすらと。

渓に出たが細いねー、こりゃ駄目みたい。
それでも少し登ると石が大きくなって渓流らしくなってきた、しか
し細い浅い渓には違いなく希望は膨らまない。その先に堰堤が
あって溜まりを覗いたとたんに、岩魚がお隠れ遊ばしたのだ。
浅いから悟られ岩魚ばかりかな。

堰堤を巻いて上流へ、静かに行くがチビが走った、居ても釣れ
ん。
その先に又も堰堤、今度はしっかり用心深く様子をうかがう。
壁の近くに岩魚とおぼしき影がふたつ、手前が少し大きめか。
短いラインでふわっとプレゼン。
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意外にご機嫌サイズァンス
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少しずれたがイワナ素直に咥えた、アワセが決まってビシ!。
そこで驚いた、5〜6匹ものイワナが走り廻ったのだ。
意外にも強い引きでタモに収めると岩魚サイズ充分な、こんな小
渓ならご機嫌サイズだ。
しかし、走った中にはかなり大きな奴も、一文字あるかも。
このところ大物には馴れているが(*/言うじゃん)、こんな小渓で
は驚きだ。

期待を膨らませて上流へ、次の堰堤下は溜まりが無い。
これを巻くのは藪がきつくて苦労したが踏み跡はある、膨らんだ
期待を抱いたまま更に奥へ。
変な物が見えてきた、木の板の壁って何だ。
木製の堰堤だ、下は小石のザラ場で埋まってる。
その先には高ーい堰堤がそびえておわす、・・ここまでか。
掃除機のコードの黄色いテープか、・・・ここまでか。*/井上マー
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初遭遇の木製堰堤

しかし、対岸の崖に20m以上もあるロープが下がっているでは
ないか。堰堤の先への入渓者が居るに違いない、それを見てし
ぼみそうな期待がまた膨らんでしまった。*/しまった!

急斜面の高巻きヘズリに挑む、うっすらだが踏み跡もある。
ガレ場を越えると、ナナ・なんと地図にない道路が出現。
道路はその先30mで行き止まった、堰堤工事の為の道路なの
だろう。
行き止まりの下にはまたも木製の堰堤が出来ていた、ここまで
来たらいける床まで行こうじゃないか。
相変わらず降ったり・降ったり・止んだり・降ったりの雨の中。
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これが支流との遭遇

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地図から想像するとこの辺りで支流が分かれるのでは、・・・
在った!。支流が、10mほどもある導水管で導かれておりま
した。

最後の堰堤らしい木製の堰堤を越える、木製といっても内部
はコンクリ製なのでありますが。流は細いまま、期待はだいぶ
しぼんでおります、勢いです。
そして三段の滝にぶち当たり、かろうじて残っていた期待もは
じけて消えた、のでありました。
今度こそ掃除機の黄色いテープ・・・、*/チャン・チャン!。

道路が有るのに高巻きヘズリで帰るのはイヤだよなァ、道路
で下りを歩き始めたのだが。この道路は入渓個所とは対岸な
のだ、このままでは何処に出るのか相当な遠回りになってし
まう。
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三段滝との遭遇、上まで登ったがこれまで!
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そこでやむ無く道路を諦め斜面を下り、対岸目指して藪
を掻き分ける決心を固めたので有ります。
道の無い谷の横断、まァ小渓だからその気になったのだ
けれど。汗ビッショリで川にたどり着いて対岸へ戻ると、
何とほぼ入渓点に出たきたのだった。。
動物的感なるや偶然的まぐれなる幸運なるや。

そう、あの滝の上はどうだろう・・・。
*/程々にしなさい、・・・ハーイ。

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