久方ぶり、すがすが四季会津の秋の空

2006年 9月29(金) 今期最終、会津にて-2

コンビ二で早晩を食べつつ、明日の朝・昼のご馳走を調達してT沢へ向
かう。そのまま山中で寝てしまうのだ、ドコデモベッドには布団が吹っ飛
んでおる、今頃の山の明け方はもう寒いから用意万端。

渓への道は以前と違って意外なほど解り易かった、解りにくいほうが好
いのだけれど。少し進んだ所の駐車スペースを今晩の我が家と決め、
聞きなれた沢音をBGMとして深い眠りに・・・付けなかった。
明け方になってうつらうつら、釣れたかバラシたかの夢を見たが現実は
どーなんだ。


最初の入渓は通らず越えてまた越えて、結局通りゃんせん

さて始めての川は下流から、うっすら踏み跡らしきを辿って藪を漕いで
渓に降り立つ。目の前のポイントから早速てんからりん、直ぐにイワナ
が出たが見限りワナちゃんさようなら。

上流へ向かうが狭いV字峡で通らずが次々と、その度に草木につかま
っての巻きへずり。そんな所なのにたまにしか出ないお魚さんが食い
つかない、何所のイワナも摺れてしまってる。
2時間少し釣り上がったがへずれない長淵、つよし傾斜に諦めて林道
へ這い上がる。(*/)

間を飛ばして上流へ向かうが此処も小渓だから上流は厳しいかも知
れない、季節の如く寂しい最終最後になるやかもや・・・。
.

ガラッと一変して川原川になる

しばらく走って渓へ降りる道へ下る、藪道だから入る人が多くは無さそう
な。そこは堰堤の上で先ほどとは景色が一変して広々と、端っこにある
流れはかなり細くなっている。
200mも登ると落差が出てきた、落ち込みの泡すれすれに竿長+ライ
ンで振り込むと一投目にバシャ!。
嬉しいではありませんか、細い流れから7寸強がこんにちわ。
情報の無いお初の渓でのご対面って格別だ、幸せの最終日だァ。
*/ハードル低目に設定しまひた


最初のポイント、なんと一投目でイワナが来た

直ぐ上にも軽い落ち込みからの瀬、平凡ながら此処だって居るかもって
気に成っている。同じラインで瀬の中央にプレゼン・・・1mも流れた所で
バシャ!、又も一投で決まった。
これは引く、ヒクひく引くのは9寸弱で漢字で「岩魚」と書かせてね。
リリースばいばいドー画を収めてGoodバイ。

低いハードル倍も飛んだった!。
...

小さな渓流だが、舐めたらあかんの9寸弱、これも一発で


こんな平凡な場所から、これも一発の漢字P

その先に似たような落ち込み瀬、普通なら素通りしそうな浅い瀬だが
さっきも居たのだし。ラインは同じだかさすがに毛鉤は交換して、瀬
の終わり近くにプレゼン。
瀬の終わりでバシャ!。
なんと三連続一発の入れ掛かり。
低いハードル3倍飛び、棒高跳び。

うひゃうひゃしてにっこり顔のてん〜さん、会津の山奥で一人笑う。
声を出してはいけません。


舐めなくたって8寸イワナ漢字弱、3連一発振り掛かり(入れ掛り)

これはこの先どうなってしまうのか、なんぞ本気で心配?してしまった。
けど勿論そんな心配いらない心肺機能に悪いから、その後は全く気配
無く流れは細く。
一文字の妄想たくましく登ったが、行けども行けども益々細くだらだらの
小渓のまま藪の中に流れは消えた。
まさに竿抜けの100mだったのかも知れない。

斜面に取り付いてみたが、藪の急斜面で林道がきているのかどうか解
らない。30分ばかり川を戻っておぼろげながらの登り踏み跡を見つけ、
藪を掻き分けて林道に出た。


こんな源流も在るので有る

諦めが付くまで登ったのだし、三連発は楽しかったのだしこれで納竿。
ひょっとしたら来年の最終も此処に来て居る、?のかも。
てくてくと気分好く山を降りる、春までの半年は冬眠してしまおうか。
カウンターを回していただいた方々に感謝。

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