2006年 7月26日 栃木 雨あがりV沢と増水B沢

ところで、極最近の事だが今までに無かった嫌な者に遭遇
した。なんとここ三回も山ヒルに襲われた、30年も渓流をや
っているが記憶が無い。

肘にチクリとして蚊かァと見るとミミズみたいなのが貼り付い
て、払っても離れない。まだ膨らんではいなかったが、何時
までも痛痒くて閉口したもんです。

ヒルは鹿のヒズメに取り付いて分布域を広げているのだそう
な。鹿の足跡のない渓流は無いに等しい、かと・・・鹿とちゃ
ん。
.

これでもゾ・みたい

毎週と決めていいる訳ではないけれど、渓流釣りに行ってから
一週間もすると「次は何処に?」って気分になっている。そう言
う病気に掛かってしまっている、らしい。

当然ながらあっちもこっちもゾ・が予想できるから、「釣れる」よ
りは釣りをやっている「てい」で遊べれば良しとしなければいけ
ません。

V沢
ゾッとするゾ・の下流を見送って上流へ向かう、あの支流だが
やっぱりゾ・には違いない。


ポピュラーPで上アゴに、偶然さ

落ち込みの泡のしっぽにポンと振る、ナチョラルに流す・・・チャ
ポ!。。
なんと一投目、タモはまだザックの中、7寸強のイワナではタモ
さんはいらないけど。*/イイーとも!。

一番楽しい釣れ方、だけどフライ・Fでも餌でも一番ポピュラーな
釣れ方に違いない。てんからの技では無い、パターンのひとつ
と心得よ。*/自らに
.
.

長雨の後の跡、がけ崩れ

まだ朝めし前だ、今日は何匹釣れてしまうのか。
なんぞと思う時は得てしてあとが続かなかったり、その通りであり
ました。岩の間の狭い深みで良い型が出たのに食い付かん、最
初と同じようなポピュラーPでも喰い損ない。

そしてその先、大きな崖崩れで倒木が渓を覆っていた。
どうりで流の緩い所の石には泥が被っていたのだ、この先は危険
が危ないから撤収致しましょ。


増水B沢
昼飯過ぎだから遠くへは行かれない、ゾ・覚悟で次なる渓流へ。
こちらは結構な増水、不味い雑炊になるやもしれず。
.

流のかたわらに白波より白く

その通り、2時間ほども何事も無しのつぶての・・・の雨・・・。
3種の長さのラインを取っかえひっかえ、カディスとゾ・では沈んで
も有効な黒ボデイが大きめのカディス、黒ボデイだけの毛鉤とを取
っかえひっかえ。

お魚さんが居るか・居ないかが大問題、大きさなんかは時の運だ
し、沢山釣れるのはスレてないのが沢山居るって事だし。
全く同じ場面は有り得ないから比べようも無いのだから。
*/切れてるの?、切れてないっす・・・


流のかたわらにほのかに淡く

そして又もポピュラーP、白い毛鉤が1mほど流れる。
流の底から岩魚がスっと現われ、浮き上がってパコ!と咥えたよう
で咥えない。これには参ったーーー、こんな事は初めてだ。
緩いならまだしもかなりの速さで流れているのにチョコンと突付いて
さようなら、スレてスレっからしてグレてんから。。

しかし、落ち込みの狭い淵。
落とし込んだ毛鉤が波に揉まれて沈んだ、とたん。
ググーーー!。
やっと来た、尺の手ごたえ!。。
.


そんなとこのスレでは3倍も引くぞ

尺ったかな。またやっちゃったかな。
上がったとたんに軽くなる、6寸程度のスレ掛かりだもの。
スレっからしの末のスレ掛かり、スレがっかり〜〜。

難だか上手く出来すぎの結末ではありつらむ、故にこれにて
失礼をばいたさんとぞおもはるる。


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