2006年 4月10日 栃木 へずり沢

釣った魚をどうするかは個人の自由、その通り、と心得ており
ます。
たかがお魚だもんね、キャンプで焚き火で焼いた火にゃこたえ
られないもん。天然ものなんか最高だかんね、釣ったらおいし
く食べるんだもん。
釣れる!となると次も行く、他へ出かけて思わしくないと「ヤッ
パリあそこ」で結局また行く。
そして仕舞いには「此処も釣れなくなった、いい所だったのに・
・・」、またどこかいい所探そうぜ。
これが岩魚釣りだ、源流釣りの醍醐味だ。

ん〜楽しそう。*/・・・・
この前置、どう収めるかなぁ。


ふかふかの布団のような枯葉よ

前回の早すぎる大物には驚いた、「さてこれから岩魚釣りが
始まる、其のうち一文字サイズも」って時に出てしまった。
順番を考えるとヤマメも釣っていないのに、それはどうでも良
い事か。
でも自然を愛す釣り師なれば季節にも敏感でありたい、春を
感じたい伝えたいと思わつれば旬のヤマメに出遭いたい。
ならば昨年ヤマメに会えたあの渓へ、行ってみようでは御座
らぬか。*/ご自由に

川原に降りると枯れ葉が積もっている、吹き溜まりにはうず
まってしまうかの程の。夏にはほとんど無くなってしまうが、
毎年繰り返される自然の生業(なりわい)。
(ルビは自分のために)
.

光学ズーム2.8倍、目いっぱい
.
ヤマメにしては山岳渓流の「てい」なのだ、そうと知っていなけ
ればその気では入らないかも知れない。
しかしいらっしゃらんです、流れは好い感じなれどお魚さんは
おらっしゃらんQ。

この先の淵は両岸が壁だ、崖を上って高巻くのだがちょこっと
胸キュン!。足場が狭い、見てはいけない遥か下の淵・白っぽ
い岩の上に魚が。
かなりの大きさだ、見捨てはおけん。
胸キュン足場を引き返し、崖を逆戻りで降りてそっとそっと淵へ
そっと。
ヤマメだ山女魚と書き直そう、腕を目いっぱい伸ばしてふんわ
りキャスト。
知らんぷり、少し深くて浮いてはくれはらしまへん。
何度もキャスト、結局逃げられた。


ふたつ目の高巻き、下るも胸キュウン!

で結局また崖に取り付いて、胸キュン高巻きを越える。
ヤマメにしては険し過ぎるのでは御座らぬか、されど田んぼ
の横とか道路沿いで渓流をやる気にはなりませぬ。

もうひとつ険しい高巻きを超え、よっこらショっと川底に。
すると、落ち込み下の緩い開きにお魚発見。しかし小さァ、真
後ろからだからか10cmくらいのヤ豆ちゃん。
浅場の魚はドライに来る、キャスト一発でカポ!。

上げて見るとキラリと光るヤマメは意外に17cm程はある、小
型のヤマメは綺麗だな。これぞ念願の旬なる初春ヤ豆。
食べないけど。
この先に登るとイワナの渓だ、しかし今日はヤマメでお仕舞い
です、目標達成なのです。


今期初豆、旬のヤマメはきれいらな
.
ところで、前置きは治まってるのか。
てんから以前は持ち帰っていなのだから偉そうな事は言えな
いのだけど、源流の岩魚ほど受けるダメージは大きい筈。

お魚さんは遊びの相手役、大切な渓のお友達。
渓流に行けば魚が跳ねる、そういう環境を残したいと思うので
す。

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