2003 9月18日 宮城県 年に一度の東北へ

今期は不調と言うかイヤ「何時ものように」、と言えない事もないけ
れど。昨年が私にしては良すぎるシーズンだったのかも知れない、
私にしては!!ですよ。

林道に入ってなんだかつい先週にでも此処を走ったような気がす
る、全く同じシーンをなぞっているような経験って・ありますね。
さて釣りの方も昨年と同じような結果になると良いのだけれど、遥
々とやってきたのだから・・・。

      
             30分で良い水音が、もう?いや沢の音でした

5時半、降り開始。
一時間と思っていた藪コギ沢降りが50分で済んだ、曇り空が良かっ
たのか昨年は汗ビッショリだったのだから。本流の水音が聞こえてく
るとワクワクしてしまう、降りるべき所に格別に良い落ち込みが見え
るのだから。

   
               出迎えた白い落ち込み、あの下が泣き尺P

降り立って先ずは一休み、高ぶる心を抑えつつ。
慌てるな、尺物が出ても不思議は無いのだぞ。ハイ

   
          昨年の泣きが尺上に育っているかも、イルカは居ない

画ビーン、埋まってる!。
1m位あったプールの深みが半部以上埋まってる、したがって尺物が
潜むはずのエグレがえぐれてない。ないので全くお魚居ない、育って
イルカもオルカもおらん。

   
          やって舞いましたセルフタイマ、東急ハンズカシ!

川原には足跡クッキリと三種類、ギザギザソールとペッタリ・フエルト、
三っつ目は3本爪の鹿さんソールは当たり前。
小型のイワナが毛鉤を追うが食い付かない、しかしそれは釣り進んで
30分ほどの事でした。
その後は釣れます・掛かります、小型ばかりですが次から次って感じ。
派手に出る小型は派手なアワセで飛んでゆく、飛びワナ・イワナ。

 
             チビばっかりですが、飛びます・飛び鱒・二郎さん

          
              次々釣れるって結構面白い、んにゃ楽しい〜

余談ですが新規開拓では「駄目で元々なんだから」という気持ちですが、
「元々駄目なんだから」って言われちゃうと言葉は似ててもキツイよね。
これを入試の受験生と親に向かって言ったという、三宅裕司の奥さんは
ヤッパリおもしろい。

       
                    このプールには果たして何匹居たのやら

以前にも書いたのですが、私の場合片手指以上になると何匹釣れたか
あやふやになってしまう。

今回も七匹以上はあやふやに、そこでまた一から数え直して又七匹以
上があやふやに、なのでアヤ+フヤ=十五位は・あやふや×2でもある。
他に毛鉤を追っても掛からないのが居たが、大きさが解って止めるという
何時もに無い贅沢を何匹も味わっちゃったのだ。

      
      
                     ぎり義理24cmまでですが

さて「釣れてこそ」の渓流トロロ、ソーセージパンとチョコレートの豪華
けんらんらんランチタイム。釣れない場合は車へ戻って食べましょう。
食事の後にはあの「崖登り藪突っ込み」の退渓ルートが待っている、
一時間の戦いが待ち構えているののだ。
実はルートが探せるのか心配していたが、案の定通り過ぎてしまい見
過ごした。

   
               豪華ランチ?で厳しい退渓に備え、赤い川へ向かう

本当は川通しに同じルートを戻った方がかなり楽かも知れない、釣り
残しの良型も拾えるかも知れないし。だが実を言うと昨年の退渓では
余りの藪に阻まれで少し戻り、遠廻りしてしまったのだ。
それもかなりの廻り道たっだから、今回は「藪突っ込み」を成し遂げた
いのだ。言わばリベンジ、成し遂げ隊の隊長さんに昇格を。
(御勝手に〜)

   
      草木に捕まっての急な痩せ尾根登り       結局汗ビッショリ、裸の王様は息もタエダヘ

予想以上の厳しい藪、熊笹がこちら向きに密生しているのだから。
それでも林道がある事に間違いはないから頑張った、林道に出た時は
やっぱり倒れ込むように。
成し遂げ隊の隊長さんに敬礼!。
(ハイハイ御勝手に〜)

15分ほども休憩して裸で林道を歩いていると上からジムニーが下って
来た、「乗れば」と丸顔の(失敬な)おじさん。
キノコ採りに随分歩いたそうで、ブナ針タケを見せてくれた。クマさんも
多いとかで、大きなベルとバクチクをも一発鳴らしてみてくれた。キノ
コの言い伝へに「ブナに出るは毒は無し」というそうで、味はともかく中
毒はしないのだとか。

さて今期終了直前に大きさはともかく、貴重な体験が出来た事で何だ
かスッキリ!しました。

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03年の日記メ二ュー