2003 5月2日 那珂川水系Z沢 綺麗なイワナ達

訪れたのは初めての沢、かなりの歩きを覚悟したが1時間と少々
だったろうか。果たして目指す渓流に出遭えるのかどうか不安だ
ったが、やはりそう簡単ではなかった。

たどった小沢が8mくらいの直滝に出くわしたのだ、しかしと言う
かやはりと言うかロープが垂れ下がっている。
まさか撤退という訳にはいかないが一応判断は相棒に任せた、
古い他人のロープに身を任せるのだから。

宙ぶらりんのTENさん
ロープが3本掛かってる

今回は珍しく二人連れ、那須辺りのあまり釣れない所での釣行
は一人の方が気楽なのだが。たった一匹がどちらに来るのかく
じ引きみたいなもので、その内に自分は釣れなくてもいいかーっ
て感じが無きにしもあらず。
勿論話し相手と無駄口をたたくという楽しみ方もあるけんど。

今回は一人が良いなんて罰当たりな事は言ってはいけないのだ
よ、「もしかしたら入れるかも、一人じゃ不安」と誘われたのだが
思いがけない場所だったのだから。
それも中々に良い所だった、「釣れなくたって此処にこられただけ
でも」と渓流に出逢ってウナズキあうおじさん二人・なのでした。

TENさんが狙ってる 誰かさんも狙ってる
てんさんが狙って                  誰かさんも狙って

おっとっと、早回しだとおもろいけど怒られちゃう

さてお仕事・々、イヤ釣が始まる。
以外に水量があるがこの時期だからだろう、渓流の佇まいもスコ
ブル良い雰囲気です。

相棒は上へこちらは出合い下手の淵が気になるのでここから第一
投、何と早々のアタックだが食い損ない。岩陰から覗くと直ぐ近く
にもイワナが定位しているではないか、毛鉤を落とすと直ぐに来た
が空中でバレた。

何とも綺麗 かーいー
                        何とも綺麗

相棒に追い付いて先行させてもらったが後から来る相棒に先に釣
れた、型は今一ではあるが「綺麗だー」と感心している。こちらはま
だ真近で見てないもんね、釣れた事にホッとはしたけれど。
相棒が二匹追加したがこちらはバラシだ、そうなるとチョと焦りも
無きにしもあらず。

 石に乗っけて 上流のは少し緑かかる

しかしそんな心配は無用なのでした、新しい足跡があるにも関わ
らず先行・後続にも関わらず釣れました。相棒の23cm?もこっち
の23.5cmも、後続の時に来たものだった。
深い淵の駆け上がりから毛鉤が流れ去ろうとしたその時、底から
矢のように走り出てガツ!・そしてググ。
ただそれ以上が出ない、大きいのは居ないらしいが「釣れなくたっ
て良い」のはずだったでしょん。

釣れたとなると欲がでるものですが、お魚さんの綺麗な事は申し
分のないもの。透き通るオレンジのヒレの美しいこと、尾鰭は扇
のようににピンと広がっている。

これが大きめ この花は何でしょ?
          本日の大物賞・・・かね〜           

相棒は六匹くらいでこっちは五匹くらい、くらい?たくさん数える
事に馴れていない釣師は片手指を使い切ると数が解らなくなる。
困ったもんだ、途中で堰堤を越えたり川を移動したりの中断があ
ると覚えているものですがねェ。

ランチタイムを入れて3時間くらい遊んだ頃、未知の退渓を考慮
にして上流へ急いだ。初めてだから何が起こるか解らない、もし
かの熊さん!?それはてんさんが居るから大丈夫写真撮っちゃ
うからァ。

通らずはとおらず もう一息、手間に撮映者の影
此処はやらなかったねん                よっこらもう一息

大きな淵の通らずに出くわした、巻けない事もなさそうだが此処
で退渓する事にする。相棒の用意の良い地図と磁石で何とかな
ると判断し、登りに取り掛かった。
そう、痛めていた右膝は入渓の時に痛みがあったがそれ以上の
事が無く、逆に相棒の方が右足をひねってしまったらしい。

贅沢を言えば型に不満があるけれど、最近のこの辺りにしては釣
れたと言えるかも知れません。
夏が過ぎる頃にはお魚さんも育つでしょう、それまで待って「抜け
駆け無し」で又訪れようでは御座いませぬか。

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03年の日記メ二ュー