茶臼岳を中心に那須岳

2003 4月10日 O川、T川

O川の堰堤越え
全国的に天気が良いのは分かっていた、しかし最低
気温2℃まで言い当てるのは不思議としか言い様が
無い。
曇りや晴れくらいは想像が付きはするが、ついでに
釣果の予報もたてて戴きたいものである。今日は20
cm一匹と、たった一匹お願いちまちゅ。/*

向かったのはオジャビ下流、毎年のように行っている
所だ、釣れないのに飽きもせず。

 
      合流点の堰堤              (勝手に)中割れ堰堤

車止めには誰も居ない、変わってお猿さんが大勢でお
出迎えだ。此処でこんな事は始めてだが、この調子だ
と那須の山はみーんなお猿さんに占領されてしまうか
もしれない。
サルは魚は食べんだろうね、お刺身なんて。ヤマメより
イワナが旨いなんてやめておくれ!。

前置きが長いんじゃない。
雪代増水で「中割れ堰堤」を越えられなかった、何とか
登ったものの降りる気がしなかったのだ。垂直懸垂登
りと細いロープに掴まってのへつりは何時も通りにこな
したが、堰堤上流側の真下のプールが大きく成ってい
て下りても先へ進めない。

 
登りきって下を振り返る       降りても先へ進めない水量

写真では水量の多さ、プールの深さ
は伝わらないなァ。やっと登ったのだ
が、名残惜しくもすぐさま垂直懸垂降
りで逆戻り。ここまで1時間以上掛か
っているのに、予定はあえなく此処で
中断!。

しかたないのでポイントを探しながら
探りながら戻るのだが、当然この間
はあまり見込み無し。
チビヤマメが何匹か泳いではいた。
車に戻るとすでに12時を回ってしまっていたから、ここで日記
の題名変更。
「オジャビ堰堤越えられず」・・・イヤ、
露天風呂体験記!

本流側へ移動してどんどん登って4・5箇所のカーブを
曲がり更に登る、道を間違いてはいないかと不安にも
なるが。

その時地獄の匂いに襲われた、その正体は硫黄の匂
い、温泉と解れば香りと言いなおそうか。
ゴルフに来た初めてのグループとここを目的に埼玉か
ら通っている人など、15人ほどで賑わっていた。

 
打たせ湯の女人はじっと後ろ向き     20人くらいは入れるかも

その中に馬鹿に詳しい人が居て、この温泉が本来の那
須七湯の一つだったとか。昭和天皇が皇太子の頃に訪
れた事など、色々と人に説明している。

おまけにおしんこまでご馳走になったが、そういう事が楽
しみになっている露天風呂の主のようである。
ぬるめの湯だからのんびりゆっくり浸かっていられるのが
良い、周りの景色も会津の露天風呂と好対照でこれもま
た良い。


風呂からの景色、左に八溝・右に筑波が霞んで見える。

しかし閉鎖が決まっていて杭打ちも始まっている、買い手
がきまったらしいとくだんの主が言っていた。
閉鎖の立て札から何時閉鎖になっても仕方の無い状況な
のが残念だが、入れて良かったヨカッタ。

さて、マズメまでどうしたものか。
温泉に行くまでの途中で見つけた小渓に入ってみる、魚
は居るらしいT川だが藪が張り出して春以降は振れる個
所が限定されるだろう。
一投目にチャポンと食い損ない、チビマメらしいが。

 
初めての小渓、山女が居たが      カタクリの可憐な花

これはいけると思いきやその後はサッパリお返事無し、
毛鉤ばかりが盗られるばかり。3個も盗られてくやしいっ
たらありゃしない、一つでも釣れたら許しちゃうけど。

ライズを発見したのは典型的な落ち込みの駆け上がり、
そっと接近して様子をうかがうと3匹のパーマークが深み
へ逃げた。
少し待って岩の向こうへふわっと投げた毛鉤に、底から
矢のように出てバシャと反転。
合わせた毛鉤は虚しく空を舞う。
なぜか硫黄の匂いがツンと鼻を突いた気がした。
このままでは許さん、藪がひどくなる前にリベンジ果たさ
でおくものか。

早起きと温泉のせいか眠気が襲う、今日はこれまで。
怪我をした右足は不意に滑った時などにまだ痛む事があ
った、それでも大分良くなっているのが分かる。
この分なら本格シーズンまでには大丈夫だろう。

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03年の日記メ二ュー