2002 8月30日 遥かなる宮城

前回(8/12)Buroranさんの案内でHiroさんと入渓したが、イワナを一
匹釣っただけで雷雨の洗礼を受けあえなく撤退を余儀なくされた。
思いは来シーズンへと引き継がれて行くのでした。

その後にBuroranさんとHiroさんのリベンジ釣行で良い釣りが出来たと
か、ならば自分の足と感で入退渓を果たし、宮城の岩魚に逢いたいもの。
良型一匹を写真を納めればそれで良い。(ホントかい)

          
             遥かなる谷はもうすぐだ

前回案内してもらったが藪コギ入渓と滝の高巻き途中での藪コギ撤退、
一筋ナワではいかなかった遥かなる谷。
今回はなんとか自分で探しだいもんだと、「一人で行ってみたい・漢字
一匹で良い」との思いではるばるおとずれたのでした。
               
                    藪の先には藪の沢
林道終点まで行ったが入渓路が解らない探しても見つからない、赤い川
の近くに在ると思っていたけれど。戻ってルートを探すが川まで高低差が
200mもあるだろう。
藪コギから藪沢つたいで何とか渓にでた、一時間ほども掛かっての汗び
っしょり。(ハーハー・フ〜)

暑いのなんので裸になる、勿論上半身だけだけど。
目の前上手に素晴らしいポイントがあるではないか、ベストだけを引っ掛
けて渓流の王者に裸の王様がてんからりん。
    
       最初が絶好のポイントだ         この大きさならマクロ無し亀でもOK
思い道理に毛鉤が落ちる、岩魚がスーと出てパクリ。ガツン!、何と一投
目で泣き尺。グングン引く手応えは至福の重量感だ、それも裸のいきなり
ときたもんだ。(裸同士ではある、写真欲しかった)

これで本日のお仕事は終了した事になる、羨望の遥かなる谷は取りあえ
ず目的達成しちゃったのだ。ではさようなら〜。
ッテ訳には行かないよね、渓に降りて十五分しか経ってないし。


なだらかな渓相になる       銀のキラメキ         

入渓路からの引き上げではあまりに安易だし時間もあるし、もすこし遊びた
いしまだ元気だし。出来れば在るであろう退渓路を見つけたいと上流を目指
す、勿論てんから振りながら。

HさんBさんの爆釣からまだ四日ではいかがなものかと思ったが、その割
には魚が出る。釣った直後は銀色だったり金色だったり、それは美しい岩
魚達だ。



    
引っ張らなければ暴れない        これもおとなしい

 
    
写真を撮っても大丈夫           これはやっとこギリ漢字サイズ

不思議な事に気が付いた、ここのお魚さんは緩やかな流れで糸を軽くして
いるとそこで泳いでいる。釣られた事を忘れてしまったかのように、何ともカ
ーイイではないか。

ネイテブとはそんなものなのなのかも知れない、感心して見入ってしまった。


おーい、釣られたんだよー

赤い川近くになったせいか底石が赤くなっている、退渓路を探しながらゆっ
くり行く。それが良かったのだろう、赤い川と分岐したほんの浅瀬でガツン!
と来たのは締めくくりの漢字サイズ(岩魚)。
タモの底で丸くなっているが25cmのオスと思われる精悍な顔をしていた、
旧亀が結露でマクロ不可のカード亀。

          
               仕上げの漢字サイズ、男らし

泣き・丁度漢字・ヤット漢字・18〜22cmで丁度ツ抜けの爆釣?、四日し
か経って入ない事と三時間の退渓路探しのおまけ釣りとしては上出来で
はなかろうか。

さて登り口は、尾根にとり付けそうな地形を探す。
急な崖だが足跡を見付け枝に掴まり登り始める、仕上げの戦いが始まっ
た。正に戦いだった、崖を超えてからは木の根が手掛かり足掛かりにな
って何とか尾根状に取り付いた。

          
              また何時の日か訪れよう

だがしかしアー使いたくないだがしかし、150mほども登って足掛かりは
消え失せ笹薮に囲まれた。高度計が810mだから高さは届いているは
ず、一旦戻りかけたがしゃにむに笹藪を掻き分ける。

遭難なんて文字が浮かんだの?そうなんです。
何とか成ったから言える「冗談です」(これは偶然の語路合せ)、ナンとか
林道に出た時にはそのまま倒れ込みました〜。

又挑戦します?、ンー・一年もすればその気に成るかも。


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