日記 2002 7月12日 会津の台風後

今回のお出かけの目的は、かなりの雨を降らせた台風6号のその跡
の偵察であります。
本流筋は何処も洪水状態である事は想像が付きますが、調査対象は
支流でそれも小沢に限られるからとなればそうです奥会津の不思議
な沢X支流。あの小さな沢がこの増水でいかがな事にあい成ってるの
か、デカものがギャハギャハ言っているかもしんないでしょ。

そこは明日のお楽しみで先ずは田島近くのT川へ向かう、他の小さな
沢もこの増水でキャピキャピくらいは言っているかもしれず、いないか
もしれず。大川はまさに大増水後のカフェオレ状態だが、空はまさに
台風一過の青い空に白い雲。

      
          気持ちんエー、これバナーに使える?

川に下ようとするとお誂(あつら)えに綺麗な階段が付いている、階段
を下りると何と綺麗なコンクリ渓だ。コンクリの淵まで出来ていて釣れ
たら魚もコンクリ製に違いない、竿もコンクリ製でなきゃいけまへん。
サイなら〜

昭和方面に入ってすぐの上流域日落沢へ行ってみる、此処は増水が
激しくて渓に入れずチョン。もう一本はと小見沢の上流部だがここも失
敗、すぐに堰堤にぶち当たり林道に戻るとどんどん登り坂、渓は遥か
下でやっとこ降りたら堰堤の上で動けないから逆戻り登り。

次の藪コギは崖に出てしまってヤッパリ逆登り、諦めの林道下りは炎
天下。もう足はパンパン汗びっしょり!、なのに糸トンボは涼しそう。

  
  水が無いときゃ空しかろ            糸トンボ羽を取ったら糸とととと

新規の小渓に入って一匹のアブラビレに出会うことの幸運に感謝しなく
てはいけません、まして「岩魚」に出遭うなんぞは奇跡に近いのだから
今までが出来すぎなのだ。
ならば「結構お気に入り」のあの渓支流Bへ来てみれば、来て見た事を
内緒にしたいほどの大増水にスゴスゴすごと回れ右。

今日は早仕舞いで温泉にしましょ、そうしましょ。
しかし大川の増水は凄かったらしく、露天風呂は砂と石で埋まってしまっ
たの
だ。旅館の人といつぞやの山ヤのおじさんが懸命に掘り起こしていた、
足がパンパンでなきゃ手伝ったんだけどね。

温泉は明日のお楽しみと居たしましょう、そうしまひょ。

   
   ここまで水がぶる、怖い〜          どしゃー、怖いー

13日 F川
会津高田からいよいよ本命のX支流を目指そうとしたのだが、M川の下
流を見るとLinkの写真の通りカフェオレ状態だもの、しかもミルク少なめ
状態だもの。
であっさり諦めた、ヤッパリ奥の方が良いのかもと昭和方面へ抜けよう
と登ると土砂崩れで通行止め。

もう行けません・いけません、行き場を失ってもた。
田島方面に引き返す途中に笹にゴリ程度の川を渡る、これは渡るだけ
ではいけません「渡る釣り人鬼ばかり」上流へ行ってみよかー。

  
         ドクダミの大群落          この先にまた舗装道路が続く

人家を過ぎて渓が3面護岸から2面護岸になる、いかにも小さいがもう
他に行き場は無いから「進ぬ電波少年探偵団」ナンジャ?
林道沿いを走っていて薬のような匂いがする、H600mの渓流には珍し
くドクダミの群生がそうとう続いている。その薬効から健康なお魚さんが
居るといいのに。
ここも通行止めで歩き始めると、なるほどザ倒木!6号の爪あと。
1面護岸になると竿を出してみる気になるもんだが、2時間の辛抱の末
やっと来たのはなんと透き通るマメやまめだ。
ヤマメはチビなほど綺麗ですなー、写真を撮ろうと道糸持ったらポロリと
放流してしもた。

     
       ヤマメの保護色は透明になること

チビには合わせが効きぬきぬくい、これで終わったら帰れないよな気分
に成るが次が来ました銀ピカ18やっとこヤマメ。

堰堤を越えて次の淵ではイワナらしきに走られて残念だが、普段はどの
程度の水が流れているのやら。まず大きいのは居ないようで、又来る日
があるやら無いやらさようなら。

 
  逃げた15cmマメ             此処のはイワナだったよな?

会津若松方向から湯の上へ戻り温泉着が1時過ぎ、掘り返しの済んだ
風呂は相変わらずの熱湯露天風呂アチチー!。
さてこれで今回の予定は全ーん部終了、途中で昼寝の木陰を思い浮か
べつつ車は南下する。

            NEXT 7月23日 富山イワナの谷 H谷と支流
日記-02メニュー
.