日記 2002 5月30日 会津M支流、ナマズ岩魚?

奥会津となると尺超えを見たT川か、或いは漢字サイズを掛けたM川
かと考えたがT川のは「釣れないから大きく成る」の典型と考える。

ならばM川へという事で昨年に熊さんと遭遇しているにもかかわらず、
Mを目指す命知らずの高倉TEN(健じゃなく)、であります。

峠を越え川への入り口には「熊出没」の看板が、昨年のまま立ってい
る。


         あいずの山々、月淡く〜。違うでしょ

この辺りはまだ水量が多いようで流れも速く暫く全く魚見ず、居るは
ずんだが。
イタ!淵尻駆け上がりでライズ、真後ろからのレベル長ラインにパシ
ャときた。
17cm位だが先ずは良しと進んではいけなかった、壁際から走った
2匹はこれよりずっと大きかった〜。ライズだけに気をとられたのね
ん。

 

      本流は此処にだけ居た            なんとも綺麗な苔の谷
一面が背丈ほどの雑草の中に見た事もない真っ赤な花、随分後になって
クリン草らしいと判明した。

本流はかなりの水量なので別の支流へ入ることにしたが、更に緑一色の
なんとも美なる苔の沢があった。
こんな所のイワナは岩魚はきっと綺麗に違いあるまいと思いいつつ、釣れ
てくれよと願いつつ。

              野生の花                               きた〜
堰堤の下、何かを感じて小さく鋭く合わせる、グン!と来てそのまま引っ
張られる。
白泡に打ち込んだ毛鉤が岩陰に隠れて沈み、羽虫となって岩魚の口へ
吸い込まれたのだろう。
強く引いて頭をこちらに向けたが、ズズーと引かれて岩陰に引っ張られ
た。
危ないと思ったが負けずに引っ張るより仕方ない、ヤット引き寄せて顔
を見たがこんな怖いの始めてだ。
            
                   ナマズか!
岩魚は獣のようだと表現されるが実感した、色といい面構えといい正に
野生の獣の如し。
メジャーを当てるとヒレの先端まで29cmは泣き尺だが、尺に欠けるの
が不思議とさえ思える魚体である。

暗い為デジカメをフラッシュにして取り直すなどしたから、弱ってしまわな
いかとの心配なんぞなんのその。針を外すと飛び跳ねて消えて行った。

            
                  グーーーーン
その次が26cmである、支流に入ってからラインは竿弱長のシンキング・
ダイニーマ。ふわりと落とすには軽いラインが良い、こんなトロ場にはジャ
ストかも知れない。

お次は23cm、茶色の体に薄茶の斑文がこの渓の特徴らしくみな精悍な
顔をしていた。
しかしここは釣り人が入らないのだろうか、小沢だから錘の付いた餌には
慣れっこなのかお魚さんに聞いてみたいもんです。

   
         来年は漢字サイズだ           まむし草だって

帰りがけに面白い花のようなものを見つけた、虫を誘い込むような形をし
ているが?。下流の赤い花といい野生と呼びたい岩魚といい、不思議が
一杯の渓に出会えた。

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