日記 2002 4月12日 栃木荒川 K沢-2

水中のお魚が何者か?の判断は身体の模様をじっと見つめる、
まだら或いは斑点模様か小判マークか或いは横縞模様なのか。
阪神タイガースのストライプは身体に沿った縦縞だが、お魚は身
体に沿うと横縞模様である。
そしてその場合はまず脂ビレではない事に成る、私の知る限りで
はヨコシマな奴に脂ビレ類はいない。

         
             雨上がりの絶好機・かな〜

先ず堰堤下流に沈めた毛鉤にアタリもなく掛かってしまったぼん
やりしたヨコシマな奴はタカハヤだ、アブビレでなくヤアブラッパヤ
とも言うがこれが食べては旨い。
但し呼び名はあちこちで、様々あるようですが。
昔は、たまにはタカハヤやカジカを焼いて食べたが、ワカサギな
んかよりよっぽど旨いと思った記憶がある。
          
          随分とお久のチビアブラッパヤ
前日から、どの予報官も「雨は金曜日の昼まで」金曜の朝も雨は昼ま
で、なので「釣りの人はチャンス」と言っていた。
絶対言っていたからまだ雨が上がらぬ内に出撃、4号線に入る頃に
は成るほど宮迫雨上がり。

狙いは前回初めて行ったK沢上流だった、是非ともあの美しい渓流
から宝石のキラメキを抜き出したいと考えた。
しかし、現地に着くとスンゴイ風がビュービューと、帰る訳にはいかな
いが上はヤーめて下にしよ。
ここも堰堤が連続するが堰堤間の渓流ではたまにチビライズがあるだ
け、堰堤下はほとんどがコンクリ打ちで平らだから、その下にある少し
の深みにポイントを見出すしかない。

          
                 こんなんでも一匹目は嬉しい

そんなところで(ヤ)マメが来たが17cm位かなー、結構綺麗だが怒っ
ているような強風は治まらない。
風待ちイヤ風止み待ちでのてんからりん、やっと来ました七寸級はハ
ッキリヤマメと書きましょう。
竹ダモのネットに鉤先が掛かって良いポーズに撮れない、鉤を掴んで
何とかネットを外したとたん!ヤマメも外れてさようなら。

直ぐ後にもっと大きいのが来たがバレたー、合わせようとした直前に風
に竿があおられ勝手に風合わせ。水面でギラリと反転して消えた、中
々いいのが居るものだ、と感心してしまう。

 
     やっと20cmをオーバーした              可憐なり

車に戻って次の橋へ移動しながらの握り飯、まだ風は怒っていて
たまに止むが釣り始めるとまたビュービュー。
この後にサイズアップが無ければ、夕方にバラシポイントに戻って
もう一度探る積もりでいた。
餌マンが一人上がってきたので聞くと「小さいです・三人で下の橋
から」、と言う事はバラシPも歩いちゃったんだろなー。

          
          晴れたものの強風は相変わらず

予報外に晴れて気持ちン良かー、しかしビュービューは相変わらず
だ。この風さえなければあと何匹か追加できたかも知れず、出来な
かったかも知れず。

移動した辺りはまるで気配が無いのは皆さんがやるからだろう、で
結局は三人さんが歩いたであろうバラシポイントだがマズメを狙う事
にした。

そっと近付いてチョウチンてんからに白黒毛鉤を結び、先ずはそっと
落とし込む。風が狙いを外すから何度か打ちなおすが反応無し、そ
うだろうねー。

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