2001 9月25日 会津初渓、遭遇

いよいよ最終釣行の日がやって来てしまった、何処で締めくくろうかずっと考えて
いた。山スキーさんの富山も魅力だがいかんせん遠すぎる、山形からも良い報せ
が届いているから「イッソ!」とも考えたが出発したのがAM8時では「せいぜい福
島でしょ」ハイ。

しかし岩魚釣りともなれば暗いうちから出発しないといけないんじゃない、そんな事
だから釣れないんだかもし・・・もしもし。
ともあれ先ずは奥会津として昭和へ入ったのは12時、正に秋晴れの気持ちんよ
か青空にもうご満悦である。


素晴らしい空がお出迎え

しかーし先ず迎えてくれたのが子狸だが、車に跳ねられたらしく息絶えてもうポンポ
コリンは出来ない悲しき運命は不吉な予感と思えなくもなし。
宮川の熊といい会津の自然の豊かさに感心しつつ、これから入る未知なる渓の岩
魚の姿に思いを馳せる。そして一文字サイズの岩魚も不吉な予感も大当たりすれ
ば、嬉しいような悲しいような・・・。


そしてポンポコのご臨終

地図を忘れたためにナビで上流へ向かう、ナビの地図では下流しか書かれていな
いので川の位置が解らないままに。
道が狭くなって少し走ると「OO淵→」の立て札があった、指示に従って支線を下っ
て行くと沈下橋が渓流をまたいでいる。

初めて来て容易にたどり付いた渓流に大きな期待を寄せる訳にはいかないが、小
さな期待ならマいいかい??。
恐らく多くの釣り人が踏んできたであろう岩の同じ場所を踏んで入渓すると、すぐに
立て札の「OO淵」らしき巨大な岩を抱えた淵に出る。その上手は中州になってい
て更にその上で流れが大きく広がり大小の石が点在する所、そこは白波がたたな
い静かな流れ・・・。

 
居そうで居ないOO淵           ここは居ると誰でも感じる

そうですそんな場所には必ずやお魚さんが居るのです、寸か漢字か一文字「尺」か
!。そう解っていたにもかかわらず尺上に走られたたたったまげた!。
右のフォトの真中で石とヘチの間の浅場である。何度もテンカラしながら左端を遡
行しようとして足元から走った大岩魚、黒い魚体に白い斑点がハっきりこの目に焼
きついた。

さては意外な穴場に飛び込んだのではあるまいか、大いなる期待を抱いてテンカ
ラりん。その後はサッパリしたもので、少し上るとかえって砂で埋まってしまい見込み
の無い流れを引き返す。勿論帰り際にあの浅場を覗いてはみたが浅場のうえに
ブッシュガードもあり、「釣れないから」の大物ではある。それでも来シーズンは必
ず幾度か訪れる事になるだろう、見るだけと知りつつも。


春なら絶対!と思われる

明日はN川の予定だからそっち方面への移動の途中で渓流を見付けた、ほとんど
期待はしていないがその通り。さきほどの大岩魚を思いつつ絶対居そうな淵でじっ
と待ったがお魚さんの影見えず、でも春なら良いかも−希望的。

そのとき対岸の倒木をチョロチョロ走りまわるものがいた、赤チャ色の小動物は体
調14cm+尻尾6cm(勿論推定cm)チョコレート製のイタチの子のような?。
あまりのカーイさに見とれたが素早くデジカメ、上のフォトは真中で捕らえた積もり
だったのだが・・・見えないな〜。。

  
こぼれた栗が水中にも  釣れないならもう少し拾えばと  意外に虫食いは無かった

お魚と動物が駄目なら栗ひろい、栗なんか珍しくもないのだが人里離れた渓流に
コロリと毬栗がころがっていた。なんか嬉しくなって少しだけ拾ったが茹でてホクホ
ク美味しくいただきました、こんな事から山菜取りに入り込むのかもしれません。

おっと話が脱線、これも釣れなかったからに他ならズ。
明日は7月の「双子連れ熊」の時にみつけたN川上流を探りに行く事にする。


最終にふさわしい風景ではある

あの時に掛かりそこねたイワナも良い型だったような?、山にはすでに秋が訪れて
いた。

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