2001 9月6日 南会〜塩原 

先週の増水にはまいったもんだったが、あれからたいした雨は降っていないようだ
から同じ渓を巡ってみよう。
そしてそう・・・最大の目的はあの小沢のあの魚、もう一度確かめなければなりませ
ん。この一週間というもの、頭から離れたことが無かったのだから。

6日 箒川水系の小沢
「一日曇り」のお告げにも拘わらず8時近くには空が明るくなってきた、一週間ぶり
の小沢はいくらか水量が減った感じである。あの大物が釣れたらどうしよう、その
ままそこにリリースするかそれとも引越しリリースさせるか・などと真剣に悩みつつ。
そんな心配要りませんでしたー!。

もちろんそっとそおっと接近したのだが、隠れているのか居ないのか?・・・解らん。
釣られちゃったのか?・・・解らん・親鸞・伊藤蘭。(無理ヤリ〜)

 
2番目によいPで            天然イワナと思われる、細〜

問題のポイントの少し下流に二番目によいポイントがあった、黒系のウエット鉤を
石に沿って流すと流れ出しでクン!と来た。6寸ほどの綺麗なイワナだがしかし痩
せとるね、餌が少ないんだね、今日初めて流れてきたのがこの毛鉤だったんだろ
うね。

君に良い棲家をプレゼンとしようではないか、ここなら「漢字サイズ」や「一文字サ
イズ」にも成れる素敵な落ち込みだかんね。「大きくなってちょうだい」決して他へ
行くんじゃないよと、言って聞かせてあのPへララバイバイ。


上塩原、大水のあとで釣れないとか

さて一仕事済んだところで箒川へ、本流では餌ッサマンが立ち込んでいたが釣れ
ません。釣れたら自分もと考えたがそのまま支流U沢へ、キノコ取りのおじさんの
あとを行く。

途中に美味しい水が噴出す水場がある、キノコおじさんも自慢する冷たい水をボト
ルに詰めたら用意は万端、今日は岩魚いっぱい釣るぞー!。

 
飲み物の用意なんぞ要らん、とキノコおじさん    冷たくて美味しいけど運べない

チビちゃん一匹でした!。
でもしかダラダラ流れのだだっ広い本流で釣れたのと違い、チビといえど狙ったポ
イントで狙った毛鉤に食い付いた狙ったイワナなのである!・と思えるから渓流が
好きなのだ。

水量はまだ多めと思われるがその佇まいは素晴らしい、ブナや楓等の広葉樹に囲
まれた気持ちの良い渓流である。

  
チビでもイワナ狙いの一振り            渓も林道も緑のトンネル

ドピーカンでも緑のトンネルが直射をさえぎり木漏れ日に散らしてくれる、それでい
てラインが触れる空間があるのだ。あとはお魚さんの数と大きさ・・・それが問題で
んなー。

滝まで行ったが「越えるの怖い」から引き上げるとFFマン二人が上がってきた、
「んじゃ滝の上いぐか!」と言い残して二人は上流へ。あの滝をへずるんだって、
へー・ズルッといったら怖いなァー帰ろ。
明日の予定は南会津だが早朝はA川を試してみることにする。

7日 箒川支流A川〜会津大川上流H沢


橋の上からA川を覗くと先週よりは減水している、6時前でまだ人影なし。
急いで支度して流れに入るとかなりの水量である、釣り人は多いとの事でアタリは
出ない。ひろい川原はポイントだらけのようでいてあちコチてんから振り々するもお
返事無し、逆にポイントが全く無いようにも思えてくる。


まだ水は多いのでしょうか?

30分ほどで渡渉が出来無い、一旦戻って回り込まなければ・・・ヤーメタ!。渓流
へ行コ、南会だプップー。
H沢は先週のコーヒ−ルンバは収まっているがまだ幾らか濁っている、かえって良
いかもしれないと希望的。

流れの緩い所の石には砂泥は乗っていたが、落ち込みが連続する渓相に引かれ
て釣り上がる。幸いお天道様まで顔を出し良い気分、じゃが一時間も何のお返事
も無く底がすっかり埋まっているので諦めた。

 
砂と泥だわさ           落ち込みあれど底は泥

この沢も私にとっては、一年限りのイワナの沢で終わってしまうのかもしれない。
渓流で釣るのを止める時に「脱渓」と言う人がいるがこの言葉は好かないなァ!、
なんかキモい感じしちゃうのは考えすぎか。

車に戻った頃には又曇って風も吹いてきた、疲れた気もするがまだ10時だからど
こかえ廻るか考える。考える内に眠くなる、しょうがないなー。
取りあえず栃木へ戻ることにして尾頭トンネルを抜けると、すでに雨が降って山は
煙っていた。・・・

今回も相変わらずの貧果でござる、家に戻ってMailをチェックするが中々開かな
いのがあった。そう山スキーさんからのお魚便りだ、岩魚30cmを頭に19匹のよだ
れ物のお宝写真である。

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