2001 7月10日 会津、M川支流 仔づれの熊

この時期は難しくなるが、どうせ難しいのだから新規開拓でもしょ
うか。南会田島から足を伸ばして昭和方面へ、ノホホン釣り場開
拓計画に福島中央(地図上の)へ潜入せり。釣れるかどうかより、
蒸し暑い地獄からの脱出作戦に他ならズ。

愛用の地図に書き込みがある、「H8年工事中」このときは未遂に
終わっていたのだ。現場に着くと様子が変わっていて通行止めだ
が迂回路の看板がある、迂回路へ回ると「熊出没!」の立て札に
熊の字は赤でなく黒の方が「感じ出るなー」なんてノホホンなこと
を思いつつ。

色付いたカエデは山の深さか

川に向かうと何かしらの工事中でダンプカーが走り、何人かの誘導
監視員がいた。奥へ行こうとしたが直ぐにゲートに阻まれ、戻って監
視員の話を聞くと「昨日も今日も熊が出ている」更に「マムシもいる」
と追い討ちをかけてきた。

ふんじゃ諦めようかと戻りかけ中間点の監視員に声をかけると、
「俺が二日続けて遇っただよ、双子連れの、可愛いもんだ」「そう
ですか折角来たのに」「土浦から折角来たんだからヤってけばァ」。

で、ゲートに逆戻りし「止めとけ監視員」の気ー付けてよ”に送られ、
「ヤってけ監視員」の言うゲートの手前から渓へすべり降りる。どっ
ちの監視員が親切なのだろう、か?。

良い感じの堰堤だが、なーんも無し。

ひどい藪だ、提灯テンカラがやっとだが少し上ると古い堰堤にぶ
ちあたる。
雰囲気のある場所だが何の反応も無く、一旦林道に這い上がり
踏み跡をみつけて直ぐ下りて行く。下流だから大方ザラ場が続く、
倒木を越えて進むと浅いが良さそうな場所に出た、今日一P(本
日一番のポイント)では?と昼パンをかじりながら眺めている。

その壁際、壁際に寝返り打って・背中でライズ感じて・ヤッパリあ
いつは出て来たんだな。#ジュリー

      てん仁さん、衣和菜ちゃんれす

壁のへこみでパシャ!っとライズ、短めラインをセットし下手から
対岸へ回り込んでそっとそっと近づく。壁に当たるようにドライを
落とす、壁にこすれながらゆっくり流れて真さにココッでパシャ!
グーン、一発で決まり。
この一瞬のこの感じ、最高だ。
(書きもれにて追加)
             私がイワナ監視員

お初の渓で一匹釣れたら上々なのらー!、以外に綺麗なイワナ君に
ご機嫌であるゥ。
前回O川でボッチャン水中のカメになり乾かして生還したデジカメだが、
設定が変更できずフラッシュがONのままで光って飛んでしまう所もあ
る。それでも修理入院はシーズンOFFまで我慢しよう。

その先しばらく行くが又ザラ場と倒木が続く、諦めて急斜面を這い上
がり汗ビッチリで林道へ出る。

利用する為管が外されている  熊さんは中央の茂みにお隠れしました
 熊の後を追ったが

林道脇におあつらえ向の美味しい水がお出迎え、これが嘘みたいに
冷たい美味しいゴクゴク・ゴックン!。
熊鈴を鳴らしながら砂利道を下る、そ・そ・その先にクマと小熊×2だ
双子連れとはこの事だ。やっぱり真っ黒毛だ。

カメ・亀・デジカメ・あー間に合わなかった〜、脇の茂みに隠れてしま
った〜。「サアサア人間が来たから森に入りましょ」と言っていたよう
な、絶対言っていた・ような。

「ヤってけ監視員」より「止めとけ監視員」の方が親切だった、てー事
にならなくて良かったのかなー?。さて明日はどうしよう・・・。

                NEXT 翌7/11日M川上流


--------------- 日記メニュー --------------