渓流日記 2000−9  8月

8/11 鶴沼川水系
夜中の内に蒸暑くむさ苦しい土浦近郊を脱出し、家に居て想像すれば限りなく天国
に近い西那須野にたどり着いた。と言うことは釣り場を決めずに出かけた訳だ、良く
ある事なのだがとにかく西那須野。

             朝焼け飛行機雲、戻ってコチリ

ここで一休みをして行き先を決める、・・・北へ向かお、・方向しか決まらなかった。
蛇尾川の橋の上で真っ赤な太陽と飛行機雲を目撃、通りすぎたが引き返して鈍く
光る蛇尾川を撮りこんだ。

このところ尺岩魚のNEWSが四つも飛び交った、インターネットならではの事だが
それを当てにして飛びつくのは止めとこう。なんとなくタイミングとほとぼりと気力体
力が満ちた時、そっと遇いに行こうと思う。

羽鳥湖経由で今期二度目の二俣川は増水で魚影なく、やっときた手応えをバラシ
てしもーた。このあいだトップへージに「ばらしこそ 究極のC&Rと 覚えたり」なん
て看板を架けたのがいけなかったかな。

小黒沢を見に入ったが小さな渓流で竿を出すまでもなし、明神滝の下は早期なら良
さそうに見えた。

            良く在る名前は明神滝

午後は鶴沼川を下る、トンネルの脇の旧道へ入ると堰堤プールの上が瀬と瀞(とろ)
の繰り返しで流れの様子が良く見える。
魚が居るいる累々と見えるみれる、深場から一気に飛びつくもの、同じ石の脇へ繰
り返しライズするもの、見ていて飽きる事が無い。今日は釣りはいいやー・・・。

鶴沼川本流 中にはアユも居るような


8/12 大川支流Nと支流K川
朝早くに入渓したこの沢は地図では「○川」と書いてあるが、小さいしそうとうな藪
沢だ。七時を回ったのに薄暗い、落差がきつめな良い渓相だから釣りやすいのだ
ろうアタリが出ないのだが。
そんな時!お分かりですな?・・・いきなり来る・・・そんな時・・・御分かりでしょう、
結構な姿をひるがえしてボッチャン!!。ッドッド・ッド・・早鐘のような動悸がむなし
くゆっくり、冷めていく。[ リリースとバラシは大分違うよね ]、大川支流としか言えま
せん。

          以外に良い滝が

午後は移動して上流の支流へ、大物は望めないが七寸前後ならポツポツ釣れる所。
治山工事で大型車が行き来しているから、邪魔にならないよう車を止める。人は多
いらしく足跡がベタベタあり、少しやると釣れる気がしなくなってくるが。其処の所を
気を取り直すのだ、大自然に身を置き、冷たい流れに足を濡らし、緑の空気と美味し
い水に出会うのだから。

青紫の変わった花を誉めてやったその直後、岩の下で揺らめくのを確認!クンッと
合わせる。真っ黒けの日陰のイワナを引き出した、当たり前だが日焼けではなく保
護色で黒いのだ。

蔓の先に咲く花は? 日陰のイワナは黒い(正面) 美味しい水が湧く

次のイワナは写真の落ち込みの肩、日当たり良好にて魚も明るくアタリもパシッ!。
「こうゆう餌は食べたらアカン」などとつぶやいてリリース、C&Rに馴れると以前はび
くを忘れた場合苦労した事など夢のようだ。

ここは明るい落ち込み アタリも明るくイワナがカツン

しかしこの頃になると虻だのブヨだのが大発生、羽虫が顔にまとわり付いて耳だの
鼻だのにはいて来てうっとうしーったらありゃしない。

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