渓流日記 2000−6  6月


6/20 鶴沼川、F川
ここは四度目である。三回の内一回はワンチャンを連れていたため入渓は短時間で
釣れなかったが、あとの二回は釣れているから印象は悪くないが今回は・ドンナン
カナ?。

減水の流れを歩くと早速岩魚が走る、用心深く行くが浅いためすぐに感付かれてし
まう。そっと接近してもテンカラを振っただけで打ち込む前に感付かれてしまった、そ
うとうシビアだ。
そうなると一度振りで決めなくてはならない、で何とか21cmをビシッと決めた(何度
目かにやっとね)。

リリースしたところで発見!美味しい水三号、結構冷たくてサパリした涌き水である。

心和む渓流の花 21cmほどが一発で

小滝の淵に大型が見える、洋々と泳ぎながら流れてくる何かを独り占めしている。
一応は打ち込んでみたがまるで反応は無く、しばらくはその勇姿を眺めていた。
釣り上がるにつれてアタリが遠のいてしまいあきらめる、何処へ行こうかと考えなが
ら林道を歩いているうちに雨が降ってきたがこの雨がやんだらチャンスかも!いやチ
ャンスカム!?、なんてね。
実際雨上がりのモヤの中、朝は感付かれた入渓点近くで良型が竿を絞ってくれた
が、雨が止まなかったら帰っちまうところだったんだよね。
大物の淵にも行ってみたが、にごりのせいか姿が見えなかった。

6/21 桧沢川
楽しませてくれた二俣を後に夜のうちに移動、5月20日以来丁度ひと月振りの桧
沢だ。さすがに水量が減ってほとんど川通しで歩ける状態、まだ涼しい朝六時に先
ずは前回に釣れたあたりへ入渓する。

渓沿いの土手に群生  いずれアヤメかカキツバタ  減水した渓

まもなく白泡の切れ目でスッとラインが張った、軽く合わせるとググッと来た!その
まま抜こうとしたが上がらない。魚体が見え大した大きさではないのだが、上がらな
いのは柔らかいテンカラ竿の楽しさだよね。
抜き上げてタモに納めると丸々デップリした肥満イワナは22cm、これなら引くわけ
だ。それにしてもこの体型は餌を独り占めしているのだからこの先魚は居ないかも
?、いやな予感だ。

しばらくアタリ無く場所を移動して釣っているとFFマンが上手に入って来た、堰堤ま
での好ポイントである。見える範囲に入るのはマナー違反だ、がマーいいさ放っとこ
うさっき探り終えておいて良かった。

結局に悪い予感は的中して1匹だけ、でも良い引きを味わえたから気分は上々なの
だ。気分が良いと小さな花なんかにも目がいって、名知らぬ花をデジカメに納めるの
もいいもんです。

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