てんさんのオフ散歩 2002/10/11  筑波山を行く

釣りがOFFシーズンとなって、出かける「こと」も出かける「とこ」もくなって歩く事も
無くなった。思い付いたように筑波山に登ることにしたが、43年振りである。

東京に居た頃オヤジに連れられて登ったのを覚えているが、中一の身の軽さから
かお茶の子済々で全く疲れた覚えがない。当時からケーブルカーが通じていたが
帰りも乗っていないと思う、定かではないが。

 

家から30分足らずでH200mほどの筑波山神社近くの駐車場へ着く、そこから
10分位登ると神社がありそこの駐車場は500円とある。
500円は高いー、筑波山は870m低いー。
神社のすぐ上からケーブルカーと登山道が始まるが、何処にも昔の記憶を呼び
起こすものは見当たらない。43年の歳月、それは遥かなものでしょう。

 

歩き始めは大した勾配ではないが水が枯れた沢のようでもある、20分も歩くと
次第に登りがきつくなっていた。しかし良い音が聞こえてくるのは何だろう、右
手に小さいが沢が流れていたのだ。
あまりに小さいが青空の木漏れ日を受けて聞く沢音は何とも気持ちが良い、何
時も流れを求めて歩いているせいでもあろうか。

一時間も登ると汗びっしょりで足も重たくなってきた、何人かに追い越されたが
追い越した事は無く木陰で一休み。汗に当たる風の冷たさがすこぶる心地よい
、これが醍醐味かもしれんなどとは登山者のような。
 

H700mくらいで更に勾配がきつくなってハアーハア・・、こんなに厳しい所ではな
かったはずだがと思うがまさか退却って訳には・・・フゥ〜。
階段状の登りは誰もいなけりゃ這いつくばって・・筑波って「はいつくば」るの「つ
くば」じゃ無いだろうね〜。
( これが言いたくてオーバーに厳しいとしたのでありますゥ?)

上の方が賑やかだが何だろう、やっとこたどり着くとガキドモがケーブルカーに乗
るところだった。汗水たらして登った山の上がうるさいのは興ざめではある、まあ
仕方ないが。
ガキドモが居なくなって静かになってイイ気持ち、入れ違いにオネーちゃんがやっ
て来てベンチをテーブルにお弁当を広げた。これはほほえましくて良い。

  

茶屋で月見そばを食べながら大休止とする、標高差600mを2kmで登る行程は
馴れないと結構しんどいものだった。速い人で一時間弱らしいが1.5時間は掛か
りすぎ?馴れないおじさんは良しとしましょう。

旨くも不味くもなかったそばが済んで男体山側へ登ってみる、山頂は祠が祭って
あるだけで何もないから直に戻るのみで反対側の女体山へ向かう。
こちらは名前の通りゆるやかな登りで、途中に筑波らしく「ガマ岩」なるものがある
がそう見えなくもないような。

女体山の山頂にも同じ祠が祭ってあり、こちらは岩場だが少しスペースがあって
見晴らしが楽しめる。予想外に展望が良くかなりの「山頂」の気分が味わえた、しば
し休憩。

  

三郷から来た人に近くていいですねと羨ましがられれば、また来ようかなどとも思
えてくるものだ。2時間もぶらぶらと過ごして下山は別ルートとする、女体山側の
ロープウエーの下の道を下る事にした。

こちらは岩場の急傾斜で鎖場もある、と言っても鎖までは必要かどうかなァ?。
登りの本道は見るものは無いが、こちらの方が道の作りもバラエティーがあって
楽しいかも。

 

岩場なので登るにはきついかも知れないが奇岩が有ったりもする、代表的なのが
大仏岩と弁慶の七戻り。
(左)確かに左向きの大仏さんに見えるし、(右)さしもの弁慶でも今にも岩石が落
下しそうで通るのをためらったと思われる。弁慶がこの地へ来たかどうかなんて事
は考えてはいけません。

出逢った人によると一度登ると病みつきになるのが筑波山だとか、さてそう思え
なくも無いような気がしてきたような。
釣りシーズン前には何度か登ろう、足腰を鍛えるに絶好かも知れない。

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