栃木渓流散歩 2009  鬼怒川水系、お初の渓で紅葉とイワナ


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10月も半ばが過ぎて朝晩はじんわりと寒く秋の訪れです、山の彩り
も日いちにちと鮮やかになっているのでは。
3回目の散歩となる今回は紅葉を楽しみに、そして渓流とのイワナと
の出会いを求めて鬼怒川へ赴きます。

選んだ場所はシーズン中に釣りの帰りに入り口のゲートの確認だけし
ておいた。いずれはと思いつつ終わってしまい、気にはなっていたの
で紅葉がてら川を見ておく事にした。
今までと違って6時に出発、車が混まないうちに帰りたいからね。


緑と黄色と橙色と                           そして真っ赤なる楓
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3時間近く掛かって目的の鬼怒川沿いに到着、そこから乗り物
に乗って一気に高度をかせいでしまう。尾根筋の散策道で山頂
(一応)へ行くと林道らしき道にT字で出合う、期待した見晴らし
は見晴らせない木立の中だった。林道を右手に入る。
まさか車は入れなだろうと思っていたが、カーブミラーあったの
で驚いてしまった。

歩を進めるとまだ緑の多く残る中に黄色や赤が現れる、もう直
ぐ本格的な季節を迎えようとしている。二股に当たり左に下っ
ていくと渓に出た、ここまで1時間半ほど歩いて膝にいくらかの
違和感発生。しかしそこは渓流では無かった、流れが無かった
のだ。


水の無い川は淋しき                    何匹おるん?
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地図での予想はそのあたりが岩魚の核心部かと思っていたのだが
、流れが無いとは予想外。枯れ川を下ってみると少しだが水が出て
きた、水溜りのような所でゃがみ込んで一休み。

溜まりで何かが動いたぞ、小型のイワナが何匹か泳いでるのだ。
ワナサイズだけどこんな所に居るとは、ハヤじゃないかと疑ったくら
いだ。渓流になるまで降りたいとも思ったが少し足が痛くなってきて
いた、下るほど帰りが遠くきつくなるから諦めましょう。


こうなると川でも沢でもありゃせん
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今回のルートは上流を確認をして沢を詰める、との思いが元々あった
のだ。少し降ったはずだったが回れ右してみると登りがきつい、降りて
きた道と別れて本流沢に入って行く。所々に道路の残骸があり、ゴロ
タの枯沢と入り混じっている。

枯沢がいきなりコンクリートの道の様になった、ゴーカートでも走りそ
うなこの本流沢を登る元気はなくなって。取水の確認もしたかったが、
地図の通りに支流の沢を登って尾根に出ることにしましょうね。
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最初はなだらかな沢                         だんだん段々きつくなる
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地図には沢にそって破線があるが、登山道のようなものが在るかと探し
ても全く無い。地図を見て沢を間違いてはいないと確信して登る、歩きに
くいけど登るのみ。

疲れたところで遅いランチタイムだ、その積りで我慢していたご飯休憩で
あります。
しかし食べ終わると直ぐに歩き出す、のんびりしている雰囲気ではない
ガレ沢途中なれば。幸い足の痛みは消えていた。


もう少しだ、頑張れ
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高度を確かめるとそろそろ尾根が近いはず、見上げると明るい場所があっ
た。そこには尾根筋だろう、そこには道が在る筈。
最後は結構きつい取り付きで汗をかいてしまった。
車に戻るまで4時間の山川散歩はとっても楽しかった、久しぶりに疲れた
が釣りでないと早いもんです。
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